この実験は、ガラス容器の瓶など(ここでは三角フラスコ)が加熱された容器の中の水蒸気で空気が膨張している状態で風船でふたをする。そして、
、冷えたときに閉じられた水蒸気が収縮してゴム風船が吸い込まれ瓶の中で膨らみだすまでになる。
ここでは、お湯を三角フラスコに入れ、熱くなったところでお湯を出して、三角フラスコ内を水蒸気で満たしたあっとにゴム風船でふたをした。
材料 三角フラスコ 風船 お湯 バット 水の入ったビーカー 熱いので軍手を用意
①三角フラスコのお湯を入れる。
②ガラス部分を温めたら、お湯を捨てる。
③風船をかぶせる。
*風船は一度膨らませておく。また、少し水にぬらす。早く吸い込ませたいときは、冷たい水をかける。
水蒸気の収縮で一斗缶が凹む
この実験は、一斗缶に水を入れ、水蒸気にしてからふたをする。冷やすと、一斗缶内の水蒸気が収縮してスチール缶がつぶれて行く。
材料 一斗缶(ふたのあるもの) 携帯ガスコンロ バット 水の入ったじょうろ
① 一斗缶に少し水を入れる。
②ガスコンロで加熱をする。
③少しすると蒸気が出るのでしばらくそのまま水蒸気を出す。(時間して2分くらい)
④ふたをしてバットの上に置く。
*そのまま放置して冷えるのを待っても良いが、ここでは、じょうろで水をかけて冷やして実験を早める。
水蒸気の状態変化でペットボトルが凹む。
よく大気圧学習する時に使われる実験で、空き缶に少しの水を入れて温め、ふたをして冷やすと劇的にへこむ現象がある。ここでは加熱をしないでお湯を使う簡単な実験である。気体(水蒸気)の状態変化することによって、ペットボトル内の圧力が減少して大気圧に押されて凹む現象である。ペットボトル内の圧力が減り凹むことがわかれば良いので、ペットボトルは厚みの薄めの物を利用した。生徒実験するなら、お湯は熱湯でないもので良い。ペットボトル内にお湯を入れて、お湯を捨てた後のペットボトル内の気体分子は熱で運動が激しくなるため、体積は膨張している。しかし、温度が下がれば体積は収縮して内圧は下がる。