1 藍の種をまく
① 土作り ビニールポットの時は畑の土腐葉土6:4で混ぜて使った。畑に直蒔きするなら連作の畑を避けて、腐葉土を混ぜ、石灰をまいてよく耕す。かるく畝を作りする。
② 種をまく 春の4月上旬から5月にかけて藍の種をまく。前年種用に栽培した種を使った。種の大きさは2mmくらいである。畑は2列ににすじまきをして土をかぶせる。芽が出るまで乾燥させないように、適度に水をまく。鉢やビニールポットへも蒔くことができる。10mlあればおよそ8mの1畝分くらいの栽培をすることができる。
2 藍の葉の成長
・藍の種を蒔いて2週間ほどすると芽が出てくる。双葉から始まり次第に大きくなる。芽が多い時には間引きをする。
・本葉2回ぐらい成長してきたら肥料を適度に根元に施肥する。鉢で成長させるには大きく深い鉢を用意して植え替える。また、畑で直蒔きしたものも適宜追肥していく。
・7月上旬になると収穫できるまでに成長する。今年は少し状況があまりよくなかった。6月ごろに種を蒔いたので、7月下旬なっても収穫できるまでの成長が足らない。 やはり7月上旬に藍の生葉染めするには遅くても5月初旬の種まきするしかない。
7月下旬の写真 (ここで収穫しても利用できる)4月まきなら7月
3 藍の葉の刈り取り
8月上旬なって(葉が大きくなったので収穫して利用した)4月まきなら7月上旬にはこのくらいになっている。
茎の元から刈り取る 茎を取り除いて葉を利用する。
9月になるとさらに大きくなる。今年は雨が多いので露地植えでも良く成長する。しかし、中旬以降になると染色しても色がうすくなる。生葉で染色するならば9月初旬までが良い。
4 10月になると花が咲く
5 11月に藍の種を収穫する。
来年のために、穂先を刈り取って種を取る。地方によっても違うが、11月中旬に最高気温が17℃ぐらいで、霜が降りるころ葉の色が変わり始め穂先が茶色くなる。このころになると、種が地面ににも落ちているので、それを見はからて穂先を収穫したら良いと思う。 穂先はしばらく自然乾燥して、種だけを選別して保存する。
2011年11月19日はまだ葉が緑だが気温か急に下がり11が月23日には霜が降りて紅葉して枯れはじめている。そこで、穂先を刈り取った。20113年では11月10日はまだ、枯れていなかったが11月13日には、霜が降りて葉が萎れたので穂先を収穫した。
霜が降りる前 霜が降りた後 強い霜の場合は葉がすぐに萎れる。
収穫した後は、ビニールシートに広げて自然乾燥させる。そうして、しばらくして枯れた茎や葉は取り除き、発芽できる種だけを保存しておく。種の選別はまず、枯れた茎や葉を取り除く、このときは手もみをしながら、種だけを選別する。集まった種は細かい茎や葉の切れ端や空種があるので箕や唐箕などで種だけを選別して保存する。種は次の年に蒔くようにする。1年置いたものはほとんど発芽しない。種は某有名な種苗業者で通販でも売っている。
収穫して広げて乾燥させる
乾燥した後 穂先を手もみをする
箕で葉や茎、空種などのゴミを取り除く 袋に入れて日陰で保存しておく。