エタノール(メタノール)の燃焼実験 

アルミ缶と紙コップを利用したエタノールの燃焼

アルミ缶と紙コップを利用してエタノール(メタノール)の燃焼実験をしました。これもよくある実験です。あまり破裂音は大きくなく、適度に紙コップが飛び上がる(1mぐらい)。しかも身近なもので簡単にできて失敗がほとんどないので良い。うまくできないのは、エタノールがガス状になっていないのがほとんどです。実験ではエタノールを使いました、燃焼熱はメタノールより大きいので良いかもしれません。1回実験すると次の2回目は缶が温まってるので、点火するとすぐに燃焼する。紙コップではなく薄い紙で蓋をして燃焼させる方法もある。

材料 アルミ缶 紙コップ、エタノール数滴、ライター、道具(缶切り、千枚通し)

アルミ缶はふたの部分を缶切りで開いておく。また、アルミ缶の下側に千枚通しで径5mm程度の穴を開ける。

実験 

①エタノール2滴ほどアルミ缶に入れる。 

②紙コップでふたをして、手のひらでアルミ缶を押さえて暖めて、エタノールをガス状にする。

③しばらくしてから台の上置き、アルミ缶の下の穴に火を近づける。

  
 

 

圧電素子とフイルムケースを利用したメタノールの燃焼

この実験は圧電素子(電子ライターを改造した着火装置)を使い、メタノールを燃焼させる実験です。メタノールをプラスチックケースに滴下し、紙で蓋をする。テープで固定しておく。そうして、圧電素子で虫ピン(針)の先に放電させ着火させる。紙はできるだけ薄い(油紙など)ほうがよい。密閉されているので、やや厚い紙であると破裂音が大きくなるので実験にふさわしくない。また、容器はフイルムケースなので、フイルムケースの蓋を閉めても実験してもできるが、蓋がかなり飛んでしかも破裂音も大きい。
 *フイルムケース容器は最近ではあまり見かけなくなったが、職場にあった。代用できそうなものに径3cmぐらいのスプレー缶のキャップがある。ちなみにプリンカップではうまくできなかった。

材料
 メタノール数滴(ピペットで2滴使いました)、フイルムケース(最近はほとんどありませんが、職場にありました。富士フイルムのケースなら蓋をして飛ばせます)。、針(虫ピン)、圧電素子(ライターをの改造した装置)、紙、セロテープ

実験

①フイルムケースのやや下あたりに針(ピン)を90度に挿し(180度でも可)、放電ができるように、1mm程度間を開ける。

②メタノールを滴下し薄い紙で蓋をする。周りにセロテープでガスが出ないように密閉する。

③しばらく手でフイルムケースを温めておいて、圧電素子の着火装置につなぐ。

④着火装置のレバーを引いて、放電させメタノールを着火させる。

  

 

着火に使った圧電素子(電子ライターを改造した着火装置)はここから参照してください

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