タマネギ皮を木綿に染色するときに、媒染液を変える事によってさまざまな色の変化を確かめることができる。ここでは、タマネギの皮の染色より黄色に変化することが分かったので、この黄色を他の色に変化させる、身近にある金属によって変化する様子を調べた。絞り染めで白い生地に染色した違いが分かる
準備 なべ ボウル 金網 タマネギの皮 20g ガスレンジ(実験では携帯用) 錫媒染 アルカリ媒染(生石灰) 銅媒染(硫酸銅) Fe (塩化第二鉄) Fe (酢酸鉄+酸化鉄) 木綿生地5枚 輪ゴム(絞り染め用)。
木綿生地の下処理。
・木綿の生地に適当な場所を絞って輪ゴムでとめる。絞り染めのことである。
・水に濡らして軽く絞っておく。
タマネギの染色液を作る
①タマネギの皮を20g量る。
②なべの中にタマネギの皮を入れ、2リットル分の水をれる。
③沸騰するまで強火にして沸騰したら弱火で20分間煮込む。
④できたら、金網をボウル、に置いて、なべの汁を漉す。
媒染液
錫媒染 (錫酸ナトリウム) タマネギでは発色用 1g程度 200ccの水にとかす
アルカリ媒染 (酸化カルシウム) タマネギでは発色用 1g程度 200ccの水にとかす
銅媒染(硫酸銅) 金茶色 1g程度 200ccの水にとかす
*普通の染色では硫酸銅は劇薬で、酸が残りやすいのであまり使用しない。
鉄媒染
(塩化鉄(Ⅲ)) 普通の染色には使用しない。 茶色 1g程度 200ccの水にとかす。
(酢酸鉄) ねずみ色 酢酸鉄水溶液 2倍に薄め200ccにする。
*実験では鉄を塩化ナトリウム1g程度と酢酸水溶液に1日漬けて利用した。酢酸水溶液は食品用の米酢液で代用して利用した。
*ここでの染色は実験的な割合で媒染液を作っています。
タマネギの皮を煮る20分 網で漉す 布を染染色
錫媒染 生石灰 銅媒染
塩化鉄媒染 酢酸鉄媒染
錫媒染 生石灰 銅媒染
塩化鉄媒染 酢酸鉄媒染