肢体不自由児の生活単元(生活)

 
肢体不自由の特別支援学校では、類型ごとに教育課程が違う。その中で重度障害の生徒たちのための生活単元的内容として扱ってきた作品(製品)についての紹介。

 クリスマス飾り(リース 靴下 ツリー)

リースはダンボールを輪に切ってその上から毛糸で巻くさらに、綿をつけて、ポンポンやクリスマス用の松ぼっくり、木の実などをボンドでつけて飾る。また、靴下は赤いフェルトを靴下の形に切り、パンチで端を穴あけして毛糸でたぐる。そのあと形を作ってフェルトをはりつける、ポンポンをつけるなどして飾る。生徒は毛糸を巻く、穴を手繰る、飾りつけなどをする。ツリーは紙コップの土台を茶色、ツリー部分は先に緑色に絵の具でぬり、組み立ててからモールポンポンなどで飾り付けをする。生徒は色塗り飾り付けを行う。
 
 
 
  

 クッション(藍の生葉染)

およその寸法はバンダナサイズで片面は絹を利用した藍の葉染め、また片面は木綿生地を利用した藍の葉の叩きぞめをする。いずれも1学期中の行い染色しておく。その後、クッションの中は別に購入しておき、袋状にミシン縫いをする。ミシンの操作は生徒も体験をする。
 
 
 

 藍の叩き染め巾着

これは、藍を栽培しておき、木綿生地を叩きぞめにする。その後ミシンで縫い物をして、袋を作る。生徒は直線縫いまた、紐と押しなどを行う。
 
 
 

 松ぼっくりツリー

これは、飾りの置物を作る。松ぼっくりに市販のビーズやスパンコールなどを貼り付けて飾り付けをする。土台は紙粘土で固定する。
 
下の写真の右側はアカマツなどの松ぼっくりを利用したもの。左側は大王松などの大きな松ぼっくりを利用して作った。元部分の曲がったものが多いので、紙ねん土で受けの台座をつくり、ボンドで固定した。
 
 
 
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