普通タマネギの皮の染色液で染色は布の生地であるが、金属にも染色できる方法がある。ここではアルミ板はペンダント風に楕円形にした。また、凹凸の印として刻印を利用した。アルミ板は硫酸水溶液に入れて電気分解をしてアルマイト処理を行い表面の凹を作り染色液の色素が吸着しやすくしている。
材料 アルミ板、硫酸水溶液(20%)200ml 電源装置(9V乾電池でも良い) 量り タマネギの皮 3g ビーカー500 ml 1個 300 ml 2個 ハサミ 刻印 ハンマー 台
<アルミ板の準備>
①厚み 1mm 長径 4.5cm 短径 3cm楕円の板を作る。
②刻印で凹凸(模様)を作る。
③アルミ板の端を切り導線をつくる。
④硫酸水溶液に導線は(プラス)炭素棒は(マイナス)にして9Vの電圧をかけて5分間電気分解する。
<タマネギの染色液の用意>
①タマネギの皮3g量り取る。
②500mlのビーカーに入れて、水を300 ml入れて、ガスバーナーで煮詰める
③色が濃くなってきたら、300mlビーカーに200mlほど染色液だけを移し替える。
<染色をする>
①電気分解をしたアルミ板を水洗いした後、タマネギの皮の染色液の中に入れる。
②5分~10分ほど、染色液につけて水洗いをする。
③導線部分をはさみで切り取る。
*タマネギの皮で染色すると金色に見える金属板になる。参考文献:
おもしろい化学の実験,東洋館出版社(1992)p.150~153
アルミ缶百科,少年写真新聞社(2003)p.24~25