肢体不自由生徒のための木工作業
(デッシュボックスケースを作る)
障害児のためにできそうな作業は農園芸、陶芸、木工、ステンシル、紙すき(はがき、カレンダー、しおりなど)ハーブ、アロマキャンドル、皮工芸、さをり織り、しいたけ、など実践されている。この中で、木工についての紹介である。さらに支援する生徒が肢体不自由ならば、あまり大きな教材を利用することはふさわしくない。今回の作成しようとするものは、テッシュボックスである。
板から寸法どおり加工組み立てをすることは、かなり難しいので、通常こちらの方で板を寸法どおり加工をしておく。キットなども探せばあるのだが、できるだけ材料費のかからない方法と、自由度がある。
条件 作業の工程が短時間で可能、見通しが持ちやすい。
危険性がなく加工組み立てができること。
材料 2.5mm 4mm合板 1㎝四方角材 加工する 木工ポンド
工具
・さしがね 昇降盤 卓上丸のこ盤 (材料加工用)、
・ジグソー、 電動サンドペーバー、 ボール盤 かんな など(組み立て用)
①寸法をはかり、工具で材料を加工する。
②木工ボンドで組み立てる。(ここから生徒の活動)
③箱が乾燥したら底部分の加工をする。
④箱の天板の穴あけをする。(先に穴を穴を開けるなら。糸鋸または電動糸鋸で)
⑤角を削る。 サンドペーパーがけ(時間がないときは支援)
⑥ ステンシル、塗装 仕上げ。
まず天板に角材を貼り付ける。次に側板の貼り付け。木工用ボンド(酢酸ビニール樹脂)を使う。しっかり固定しないと。隙間が開く。
底板は箱が完成した後少きつめに角材を貼り付ける。これは、底板がずり落ちないような工夫。必要なら丸い穴(引き出す)を開けておく。
ほぼ出来上がったもの。これから穴を開ける。
穴の線を描ききドリルで穴を開けて、あなからからジグソーで切り取る。合板なので木目の方向によってササクレが多くなるので注意する。気になるなら。材料作りのときに穴を開けておく。
以後はステンシル、色塗装 ニス塗を行う